英語力・英会話力をつけたい人へ

知らなきゃ損する!英語力・スピーキング力の高め方

英会話スクール 失敗しない選び方・賢い利用法  ①スピーキング初級者編

 

英会話スクール 失敗しない選び方・賢い利用法

1.ネイティブ講師の落とし穴

2.グループレッスンの良い点と悪い点

3.レッスンと講師を頼りすぎない

 

 

英会話スクールは世の中に数多くありますね。

 

  • 気軽にいつでもオンラインレッスン
  • 短期集中型
  • TOEICなどの試験対策
  • 豊富なネイティブ講師がウリ

 

などなど、たくさんありすぎて

どんなスクールが自分に合うのかわからないというのが

皆さんの本音かもしれません。

 

私自身、学生時代に大手英会話スクールに通っていました。
その当時、誰も教えてくれなかったので
英会話スクールをうまく活用しきれていなかったように思います。

(私の場合は先生方やスタッフさんには恵まれていたほうだと思います!)

 

当時のわたし自身の経験や

現在の英語講師としての経験を踏まえて

英会話スクールや英会話教室の選び方と賢い利用法をご紹介します。

 

1.ネイティブ講師の落とし穴

一般的に定義されている英会話初級者の場合

ネイティブ講師に英語を教わるというと

なんだか「やっている感」があって

モチベーションが高くなりよいのでは?

と思われがちです。

しかし、いざレッスンが始まると

ネイティブの発音がしっかりと

聞き取れずに質問されている内容も

わからず・・・沈黙と愛想笑い

 

そんなことが多くあるように思います。

 

初級者であっても

①リスニング力がある程度備わっている方

②Can you say that again, please?と言える方

③Yes./ I see. / Okなど相づちが打てる方

(英語のやり方で反応できる方)

 

いやいや、この①~③ができる人って

もはや初級者じゃないでしょ?という声が

聞こえてきそうですが、私がここでいう初級者とは

あくまでもスピーキングの初級者という定義です。

 

(私は、英会話初級者とひとくくりにすること自体に

実は無理があるように思うのです。)

 

話を元に戻すと、上記①~③の力がある方は

ネイティブ講師に接してどんどん会話をしていくと

良いと思います。

仮に文法が間違っていても

どんどん英語を発する練習が大事だからです。

※ただし、ネイティブといっても

一方的に話すネイティブ講師ではなく

日本人のコミュニケーションスタイルに対応できて

かつ「聞く態度」ができている人に限られます

 

 

 

逆に言うと、上記①~③のうち2つが

ダメだわ~という方は

日本人の英会話講師をお勧めします。

 

①なぜ英語の音が聞き取れないのか

②相手に聞き返したいときのセリフを教えてもらう

③英語で大事な意思表示=相づちと表情のつけ方

 

これらをしっかりと基礎から丁寧に

対面で教えてもらうことが最初は

大切だからです。

よってこれらが叶えられる環境にある

英会話スクールをお勧めします!

 

またネイティブ講師を推すスクールならば

しっかりとその講師の特徴や人柄を

体験レッスンで知った上で受講することを

お勧めします!

 

 

2.グループレッスンの良い点と悪い点

ネイティブ講師か日本人講師かが

上記の判断基準で明確に選べたら

次はグループレッスンか個人レッスンかで

また選択を迫られるわけです。

 

個人レッスンの場合は

  • 自分のレベルに合わせてレッスンが行われる
  • 希望の内容とペースでレッスンを組み立てられる

講師と相性が良ければ問題ないと思います。

ここでは特に触れませんね(笑)。

 

 

ではグループレッスンを初心者が受ける場合の

メリットは何か?

 

同じような立場の人と知り合え

お互いに悩みや英語にまつわる困りごとを

相談できたり・・・

とても心強く英語レッスンが

継続しやすいのが一番の

メリットだと思われます。

そのグループのメンバーが

レベル的にも自分よりやや上の人だと
なお、英語に関して学ぶところが大きく
本当にラッキー!

 

しかし、これは良い仲間に恵まれた場合で

運しだいというところも・・・

 

逆にグループレッスンのデメリットは?

 

自分の弱点を補強したい場合には不向きですね。

スピーキング初級者といっても

  • 発音が弱点(伝わるレベルの発音として)
  • スピーキング以前のリスニングが弱点
  • ボキャブラリーが圧倒的にない
  • 恥ずかしがりや(性格的な部分がネック)
  • 日本語の語順でしゃべってしまう

グループレッスンを担当する側としても

レベルやそれぞれの弱点の個性が異なりすぎる

メンバーを一度に担当するのは

なかなか大変なのです。

 

実際に私がフリーになる前に

担当することになったグループレッスンでは

「スピーキング初級者」の枠に次のような方々が

集まってしまったのです。

  • 英検1級保持者
  • 英語は大好きな海外旅行のため
  • いつか英語を使って仕事をしたい

これはもう、マネージメント側に問題があるのですが。

目的もバラバラ、レベルもバラバラ・・・

 英検1級の方の語彙力とその他のメンバーの語彙力とに

差がありすぎる・・・

こういうミスマッチを防ぐためには

英会話スクール側がしっかりとヒアリングしてくれる

ところかどうかを吟味することをお勧めします。

 

ひとくくりに「初級グループのクラスからどうぞ」と

空いているグループに入れられてしまうのではなく

また、スクール側に押し切られないためにも

体験レッスンをして、しっかり自分の目的を伝えて

ください。

多くの場合は、プライベートレッスンを

進められると思うのですが、

最短で上達したいならば

やはりプライベートでレッスンを開始して

ある程度まで力を伸ばすということが

正攻法だと思います。

 

 

3.レッスンと講師を頼りすぎない

この部分は自分の心持が大きく

初級者とか中級者とかに関係なく

とても大事にな部分です。

 

「英会話スクールに通っているので英会話ができるようになる」

「先生に英訳してもらって覚えよう」

と思い込んでいると大変なことになります。

 

かつて学生時代の私がこうでした。

「スクールに行って一生懸命にレッスン受けていれば

大丈夫!英語できるようになる」と。

まじめさとポジティブはいいけれど甘さが否めない!

 

レッスンとレッスンの合間に

自分でどれだけ英語に触れる時間を持てるかが

本当に英会話の上達を早めるか否かを決定します。

 

実際に現在の私の生徒さんでも

毎回の私のレッスンまでにどれだけ

  • 英語で何を言おうかを考えてきてレッスンで実行するか
  • 英語で言いたいことを準備してくるか
  • 質問をたくさん持ってレッスンに臨むか
  • この英文通じますか?とまずは自分で英語にするか
  • 宿題をレッスン前に提出して添削を求める(その添削内容をさらに自分の中に落とし込んでレッスンに臨む)

こういう姿勢で取り組んでくれる方は

本当に最短で上達しています。

大げさではなく数か月単位で英語を話す量と

スピードが着実によくなってきているので驚きです。

 

 

一方で

準備してきたものを喋れるのは

ある意味、当然だろうという見方もできます。

 

確かにそうですね。

 

実際の会話では

思わぬ方向からのトピックにも

対応しないといけません。

 

そこでより生徒さんの力を伸ばすために

私がしていることは

準備をしてきてくれたこと以外の部分に

トピックを広げて質問を投げかけることです。

これは、英語に対する瞬発力を高めるトレーニンです。

 

’What if the person says 'no' to you?'

(もしその人が断ったらどうなるの?)みたいな質問です。

 

そうすると

'Well.... that's a tough question!'と反応してくれて

 会話と会話の間をつなぐ英語も習得できるのです!

 

そう言いながらもレッスン受講者は

「即座に思考して英語でアプトプットする」

 

ここに英会話レッスンを受ける意味や

英語の自主練だけではカバーできない

部分を習得できるという

英会話スクールに通う

本来の意味が出てくるのだと思います。

 

 

まとめとして・・・

皆さんがこれから

もし英会話のレッスンを始めたり

スクールに通うことを考えているのならば

 

まずは英語を始める「目的や目標」

「いつまでにどうなりたいのか」を

しっかりヒアリングしてくれ

それを叶えるためのプログラムを

立ててもらえる英会話スクールを

探すことがポイントです。

体験レッスン時には

講師の先生との相性だけでなく

運営しているスクール側の

ヒアリング力とそれに応える努力を

してくれるところかどうかを

しっかりと見極めてくださいね。

 

あとは継続は力なり・・・ 

自分にとって英語習得に

良い場所を見つけたら

少々のことで諦めたりせずに

続けることが何よりだと思います。

 

日本人が普通に日本に住んでいる限りは

英語環境をどうウマく整えられるか!

ということが最大の難関であり

英会話上達のポイントです。

そのための手段の一つに

英会話スクールというものが

あるのだと思います。

 

その手段を最大限活用して

皆さんが楽しく英語・英会話力を上達でき

さらに英語力キープをし続けられることを

願っています。