L と R の発音の違いが聞き取れないし
自分でも上手くできているのか不安です。
このような不安や悩みを打ち明けられました。
なぜか、女性に多い悩みです。
[発音に関するメンタルシフト]
まず、発音は
伝わるレベルでよいと、メンタルをリセット
してください!
セオリーとしては、
聞き取るためには自分がその音を
調音して口から発することが望ましい。
つまり、自分で発音できないと
聞き取れない、、、
しかし、普段の生活の中で
発音矯正にだけ時間をかけられないですよね?
また、全てのRとLの音を
聞き取る必要がそもそもないのです。
実際には会話の流れから
推測できるので心配しすぎないことです。
忙しい大人や、仕事で英語が
今すぐ必要な方の英語発音に関しては、
特にこの「伝わるレベル」にあれば
良しとしよう!ということを心に
留めておいて欲しいのです。
その上でのお話をしていきますね。
[Rは捨てろ!]
英語っぽさのかたまり、Rは捨てろ!
言い換えると、Rの発音は
- 気にしすぎないでください!
- 巻き舌のイメージでやってください!
- いい感じに音をこもらせてください!
あえてザツにに言うと、以上です。
かなり、驚かれるかもしれません。
もちろん、Rの音の出し方、
舌の位置は後ろ、
舌先と左右がカールするように、など
ちゃんと知ることは大切ですし
私もレッスンでは
きちんとレクチャーし一緒に練習します。
でもポイントは、Rの発音のみ練習というより、
母音と一緒に単語レベルで発音します。
そこから、
あくまでも文章のなかでどう聞こえてくるか、
どう発しているのかを口に出して実践練習します。
この実践練習する英文も、
自分が商談で使うであろうセンテンスから
引っ張ってきて練習してください!
そうすれば、スピーキング力がつきます!!
Rの発音について、いつもお伝えするのは、
最も「私たち日本人のイメージにない音」として
はっきり聞こえない、こもった音を先に掴むこと!
girl
bird
church などの音です。
Rの音ひとつではなく、ir urという綴りで
現れる単語そのものを練習して
「これって全く日本語にない音だよ!」
という認識を持ってもらえればOKです。
[Rの発音、猛特訓は不要!の理由]
綴りも含めて、アメリカ英語で教育されてきた
私たち(世代)はやはりRの強い
アメリカ英語が標準だと認識しています。
しかーーーし、
オージー(オーストラリア)や
本家イギリス英語はRが強くなく
日本人には、発音の点で負担が軽いかも
しれませんね。
(例としては car, here など)
最近ではTOEICのリスニングパートでも
アメリカ英語
イギリス英語
オーストラリア英語
カナダ英語
4パターンを盛り込んで いますね。
私としては、
アジアやヨーロッパ諸国の人々が喋る英語も
いれて欲しいですけどね(^O^)
つまり、英語といっても色々ありますー!
許容範囲の発音で行きましょう!という
お話なのです。
躍起になってRの発音を追求せずに
音の違いを意識だけして、あとは
気が向いたときに実践練習!
そして、その成果を試す機会を作りましょう!
くれぐれも猛特訓など、しないでくださいね。
「あの人、発音綺麗よね」
「あの芸能人の発音はうまい」、、、とかも
もうやめましょう!!
これこそが、私たちの英語コンプレックスを
助長する一因なのですから。
[やるなら、あえてLの発音]
「Lの発音は気にしなくても日本語と
同じだ(似ている)から大丈夫」だと
思っている人がたまにいます。
言い忘れていましたが、
日本語の「らりるれろ」はRとL、
どちらでもありません。
あえてやるならLの発音を先に
練習・習得することを私はオススメします。
※Rはこもった音にして逃げ切ることができるので!
(^O^)
舌先を上の前歯と歯茎の境目
目指して動かしたり、
そこに持っていこうとする、
また、そのポジションからスタートさせて、
Lの音を出してみてください。
I'll (= I will...)
That'll be...
a little bit...
Lを綴りに含む英単語を上げてみてると
中学生英語からは
will
like
live
little
last
ビジネス英語(大人英語)からは
skil
bill
apply
Would you please look at page 6 ~
カタカナとして日本語になっているものが多く
その分、音の違いを認識すると早くマスターできる
ものばかりだから、オススメなのです。
単語の頭のLかお尻のLかにもよるのですが
とにかくLをおさえるとしっかり伝えられます。
[比較練習LとR]
そうは言っても、組み合わせで
違いをおさえて練習しておくと
非常に効果的な単語はあります。
鉄板ですが
long ⇔ wrong
light ⇔ right/write
liver ⇔ river
違いを効率的に発音練習して慣れていくことは
科学的にも効果が高いと認められています。
ぜひ試してくださいね!
[まとめ]
発音、とくにRとLの音の不安は消えましたか?
心配するより、
- 伝わればOK!のメンタルで
- あえてRは捨てる!
- 気になるならば、あえてLを練習すること
- 自分が確実に使う単語、英文で練習すること
- それを試す機会をつくること
- 大きな声でしゃべること
最後の「大きな声」は一番大事です!
どうでしょうか?
少しはスピーキングへの不安や悩みが解消されたでしょうか?
「あえてRは捨てろ!」のメンタルでした。
see you!